
事務職への転職経験がある100人に「事務職への転職で不安だったこと」を聞いたところ、ダントツは「事務経験が浅い・ない(37.0%)」、2位は「パソコンに自信がない(12.0%)」でした。
未経験やスキルに自信がない状態で転職活動を進めるのは、なかなか勇気がいるもの。
そんなとき頼りになるのが、転職エージェントや転職サイトの存在です。
応募書類の添削から面接対策、未経験でも応募可能な求人の紹介まで、転職の成功に向けて多角的にサポートしてくれます。
当編集部では独自の調査結果をもとに、事務職への転職を考えている人におすすめの転職エージェント・サイト10社を厳選。
各サービスの特徴やポイントをわかりやすくまとめました。
加えて、職種別のおすすめサービスや初めての方が選ぶ際の注意点についても解説。
事務職向け転職エージェント・サイト【10社厳選紹介】
事務職向け転職エージェント・サイト10社を紹介していきます。
サービスごとにそれぞれ特徴があります。
自分にはどのサービスが合うのかを考え、希望が叶えられるようなサービスを利用するようにしましょう。
【ワークポート】事務職転職に向けて対面サポートしてほしい人におすすめ
- 全国47都道府県すべてに拠点展開
- 人材紹介20年以上の豊富な実績とノウハウあり
- プライバシーマーク認定と職業紹介優良事業者認定も取得している
ワークポートは、事務職転職に向けて対面サポートしてほしい人におすすめです。
全国47都道府県すべてに拠点展開している転職エージェントなためです。
事務職に特化した求人紹介はもちろん、人材紹介20年以上のノウハウを活かして「転職コンシェルジュ」が専任でマンツーマンサポート。
具体的には、履歴書・職務経歴書作成ツールの提供から、面接対策、企業別採用選考ポイントについてアドバイスしてもらえます。
また、書類選考の通過に向けての推薦状作成や、給与・入社日といった条件交渉も代行してくれます。
面談は、対面・オンライン・電話の3つから選択できて、平日夜間・土日祝も対応しているので、現職が忙しい方も相談しやすいサービスでしょう。
対応エリア | 全国、海外 |
---|---|
対応職種 | 総務、経理・税務、財務・IPO・M&A、広報、IR、人事(採用)、人事(制度企画)、人事(教育・研修)、人事(労務)、法務・コンプライアンス、内部監査・内部統制、特許・知的財産関連、営業事務、一般事務、事務・管理(金融・保険・証券系)、その他事務・管理 |
対応業界 | ゲーム開発、WEBサービス・広告・コンテンツ制作、システム開発・情報通信、コンサルティング・調査・士業、機械メーカー、食品・消費財メーカー、化学・素材・医薬メーカー、その他メーカー、商社、人材サービス・アウトソーシング、建築・土木・設計、不動産、エネルギー・インフラ、小売・販売、サービス・アミューズメント、教育・保育、金融・保険、医療・福祉・メディカル、その他 |
運営会社 | 株式会社ワークポート |
公式URL | https://www.workport.co.jp/ |
※「ワークポート」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【ハタラクティブ】スキルに自信のない人におすすめ
- 未経験OKの求人が約8割を占めている(※)
- 書類通過率96%、内定率80%以上の高水準(※)
- 経歴より人柄重視の企業求人を扱っている
ハタラクティブは、正社員未経験や正社員歴の短い若手をサポートしている転職エージェント。
スキルに自信がないまま事務職を目指している人は、ハタラクティブがおすすめ。
未経験OKの求人が全体の約8割を占めていて、3人に2人が未経験で就職を成功させています。(※)
(※)
他にも書類通過率96%以上、内定率80%以上の実績があるのは大きな魅力。(※)
事務職求人の中には「残業数なめ」「学歴不問」といった案件も多数扱っており、なかには大手企業の求人も含まれています。
簡単30秒で登録フォームから登録できるので、興味がある方はハタラクディブの公式サイトをチェックしてみてください。
対応エリア | 全国 |
---|---|
対応職種 | 幅広くカバー |
対応業界 | サービス業、不動産・建設業、IT・通信業、流通・小売業、メーカー/製造業、教育、その他 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
公式URL | https://hataractive.jp/ |
※「ハタラクティブ」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【アデコ】事務職で長期的なキャリアを築きたい女性におすすめ
- 40年以上の人材ビジネス実績と従業員数37,200名の大規模組織力をもつ(※)
- 女性が活躍できる環境整備企業と豊富なつながりがある
- 紹介予定派遣も含む多様な転職ルートを提供してもらえる
アデコは40年以上の人材ビジネス実績と、従業員数37,200名の大規模組織力をもつ、人材紹介会社です。(※)
事務職で長期的なキャリアを築きたい女性は、アデコがおすすめ。
女性ならではのワークライフバランスを重視した事務職転職も実現可能。
在宅・フレックス対応の求人はもちろん、産休・育休取得実績企業や女性管理職活躍企業との強いネットワークを持っています。
また、専任コンサルタントが履歴書・職務経歴書作成から模擬面接・退職準備まで全工程をサポート。
未経験から経験者まで幅広い事務職転職ニーズに対応可能なので、転職に不安がある方への相談先としてもおすすめ。
また、紹介予定派遣を含む多様な転職ルートで「まずは職場との相性を確かめてから正社員に」といった段階的なステップも可能です。
アデコは平日夜間の相談対応も可能なので、興味がある方は仕事の合間を縫って相談してみてはいかがでしょうか。
対応エリア | 全国 |
---|---|
対応職種 | 一般事務・OA事務、営業事務、貿易事務、秘書・受付、通訳・翻訳・英文事務、保険事務、その他事務系職種 |
対応業界 | IT・通信、広告・メディア、メーカー、商社、金融・保険、不動産・建設、コンサルティング・会計・法律、サービス、リテール、運輸・物流、その他 |
運営会社 | アデコ株式会社 |
公式URL | https://www.adecco.co.jp/ |
※「アデコ」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【ミラキャリ】20代で未経験から事務職への転職を考えている人におすすめ
- 20代の事務職に特化したサービス
- 約6万5千件の豊富な求人データベースから求人を紹介(※)
- 最短2週間で内定獲得実績あり(※)
20代で未経験から事務職への転職を目指している人は、ミラキャリがおすすめです。
公式サイトにも書いてあるとおり、20代で事務職の未経験者特化の転職支援サービスを行っています。
具体的には、約65,000件の豊富な求人データベースから、あなたに合った事務職求人を厳選紹介。(※)
なかには年間休日120日以上の優良企業や、土日祝休みの職場環境の求人も多数含まれています。(※)
サポート面では、50分間の充実したオンライン相談では、履歴書・職務経歴書の作成から面接練習まで充実。
正社員経験がない人でも不安になることなく転職活動に取り組めます。
入社後のアフターフォローまで継続的にサポートしてくれるので、転職後の不安を持っている方へもおすすめです。
Zoom完結の3ステップ簡単予約システムを採用しているので、詳しい情報を知りたい方はミラキャリの公式サイトをチェックしてみてください。
対応エリア | 全国 |
---|---|
対応職種 | 幅広くカバー |
対応業界 | 幅広くカバー |
運営会社 | 株式会社かける |
公式URL | https://mirai-step.jp/ |
※「ミラキャリ」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【マイナビAGENT】これまでに何回も選考に落ちている人におすすめ
- 回数制限なし・期間制限なしの転職支援
- 職業紹介優良事業者認定を受けている
- 企業の内部情報まで詳細に教えてもらえる
マイナビAGENTは、厚生労働省から職業紹介優良事業者認定を受けた信頼性の高い転職エージェント。
これまでに何回も選考に落ちている人は、マイナビAGENTがおすすめ。
回数制限なし・期間制限なしで職務経歴書の添削や、模擬面接を受けられるからです。
さらに担当エージェントの推薦状の作成によって、書類選考の通過率アップが期待できます。
また、年収交渉や入社日調整まで代行してくれるため、自分では言い出しにくい条件面の交渉も任せられます。
他にも管理部門専門サイトを展開しており、事務職に特化した転職支援が可能。
社風や雰囲気といった企業の内部情報まで詳細に教えてもらえるため、入社後のミスマッチを防ぎやすいことでしょう。
全国6拠点でのWeb面談・電話面談にも対応しており、夜間・土曜の相談も可能なので、気になる方は登録を検討してみてください。
対応エリア | 全国 |
---|---|
対応職種 | SE・システムエンジニア(IT/通信/インターネット)、機械/電気・電子/素材等、営業職、医療系専門職、コンサルタント/監査法人/士業関連、金融専門職、不動産専門職、クリエイティブ、経営/企画/管理/事務、販売/サービス、建築設計/土木/プラント/設備等 |
対応業界 | 幅広くカバー |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公式URL | https://zeirishi.mynavi-agent.jp/ |
※「マイナビAGENT」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【type転職エージェント】事務職で年収アップと働きやすさを両立したい人におすすめ
- 約5人に4人が年収アップを実現(※)
- 転職後の定着率97.4%(※)
- 応募から内定まで約1か月~1か月半(※)
type転職エージェントは、30年以上の歴史を持つ信頼性の高い転職エージェント。(※)
事務職への転職で年収アップと働きやすさを両立したい人は、type転職エージェントがおすすめです。
約5人に4人が年収アップを実現し、転職後の定着率も97.4%という実績を誇っているからです。(※)
type転職エージェントでは、「推薦状作成」や「想定質問の提示」「模擬面接」などに向けたサポートも充実。
さらに、一都三県に特化した地域密着型サービスのため、都心部の企業と深いつながりがあるのもポイント。(※)
都心部の企業への転職を考えている場合、現場情報を知るうえでもおすすめの転職エージェントといえるでしょう。
約1時間半の転職相談会を行っているので、興味がある方は応募してみてください。
対応エリア | 全国 |
---|---|
対応職種 | 一般事務・事務アシスタント、営業事務・営業アシスタント、経理事務・経理アシスタント、庶務・総務アシスタント、特許事務・法務事務、金融事務、医療事務、金融窓口サービス、その他事務・アシスタント |
対応業界 | 幅広くカバー |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式URL | https://type.career-agent.jp/ |
※「type転職エージェント」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【リクルートエージェント】実績のあるサービスを利用したい人におすすめ
- 転職支援実績No.1(※)
- 事務職求人を豊富に扱っている
- 土日・平日夜の相談も可能
リクルートエージェントは、その名の通りリクルートグループが運営している転職エージェント。
実績のあるサービスを利用したい人は、リクルートエージェントがおすすめです。
転職支援実績No.1、35年以上の実績があるサービスです。(※)
さらには、入社後半年以内退職時の返金制度により質の高いマッチングが保証されているため、退職率わずか4%という実績もあります。(※)
非公開求人を含め90万件以上の求人を扱っており、「経理」「総務」「人事」といった事務系求人も数多く取り揃えられています。(※)
サポートにおいては、職務経歴書の作成時には、独自の職務経歴書エディターで簡単に応募書類を作成可能。
加えて、参加者の99%が満足と回答している「面接力向上セミナー」も用意されています。(※)
進捗管理も専用システム「Personal Desktop(PDT)」で行えるため転職活動もスムーズに進めやすいことでしょう。
全国19拠点での面談対応により土日・平日夜の相談も可能なので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
対応エリア | 全国、海外 |
---|---|
対応職種 | 営業事務・営業アシスタント・一般事務、経営企画事務・事業企画事務、マーケティング事務、経理事務、法務事務、特許事務、総務事務・庶務、人事事務・人事アシスタント、医療事務・レセプト業務、不動産事務、学校事務・大学事務、データ入力 |
対応業界 | IT・通信系、サービス系、メーカー系(電気・電子・機械系)、専門コンサル系、メーカー系(素材・医薬品他)、マスコミ系、商社系(電気・電子・機械系)、金融・保険系、商社系(総合商社・素材・医薬品他)、不動産・建設系、流通・小売系、その他 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式URL | https://www.r-agent.com/ |
※「リクルートエージェント」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【パソナキャリア】事務職のハイクラス転職を実現したい人におすすめ
- 求人の約半数が年収800万円以上のハイクラス求人(※)
- 担当者の対応7年連続 「利用者満足度No.1」(※)
- 年収アップ率61.7%の実績あり(※)
パソナキャリアは累計転職支援実績59万人、年収アップ率61.7%を誇るサービス。(※)
事務職としてハイクラス転職を目指している人にパソナキャリアはおすすめです。
求人の約半数が年収800万円以上のハイクラス求人を扱う、管理部門の転職に強い転職エージェントなためです。(※)
管理部門の転職特集を展開し、経理・人事・法務などの事務職系ポジションで職種別採用支援実績の50%を占めています。
加えて、担当者の対応7年連続利用者満足度No.1を獲得した400名のコンサルタントが専任体制であなたの転職をサポート。(※)
取引実績企業30,000社以上、日本の上場企業の約7割との取引実績により、パソナキャリア限定求人1,200以上の中から希望に合った求人を紹介してもらえます。(※)
実績最多の年齢帯が30~45歳なので、キャリアを活かしての事務職転職を考えている人におすすめの転職エージェントです。
対応エリア | 全国、海外 |
---|---|
対応職種 | 一般事務、営業事務、貿易事務、会計・経理事務、特許事務、英文事務、医療事務、金融事務 |
対応業界 | 製造業(メーカー)、商社、流通・小売・サービス、IT、マスコミ・広告、金融・保険、不動産・建設、物流・倉庫・交通、コンサルティング・士業、医療・医薬品、教育・人材ビジネス、環境・資源・エネルギー、その他 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
公式URL | https://www.pasonacareer.jp/ |
※「パソナキャリア」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【doda】自分のペースで転職活動したい人におすすめ
- 3つの求人紹介サービスが利用できる
- 他社にはない独自の選考優遇制度あり(※)
- 業界最大級10万件以上の求人保有(※)
自分のペースで転職活動をしたい人は、dodaがおすすめです。
「エージェントサービス」「スカウトサービス」「パートナーエージェントサービス」のサービスがあるからです。(※)
3つのサービスは、希望に合わせて次のように利用できます。
- ●エージェントサービス
- 一人で転職活動が不安な人におすすめ。キャリアアドバイザーによる専門サポートが利用できる。
- ●スカウトサービス
- 時間がない人におすすめ。企業から直接オファーが届く。
- ●パートナーエージェントサービス
- より多様な選択肢を求める人におすすめ。国内650社以上の転職エージェント・8,000人以上のキャリアアドバイザーと連携できる。
加えて、全国13カ所のキャリアカウンセリング拠点でオンライン面談にも対応。
133職種別の職務経歴書サンプルやレジュメビルダーで、応募書類作成も完全サポートします。
また、面接確約オファーやプレミアムオファーなど、他社にはない独自の選考優遇制度により、事務職での転職成功率を大幅に向上させられるのも強み。
年収査定や自己PR発掘診断などの無料診断ツールで、転職前の準備も万全に整えられます。
業界最大級の転職支援サービスとして事務職求人も豊富に扱っているので、ぜひ利用を考えてみてください。
対応エリア | 全国、海外 |
---|---|
対応職種 | 営業事務、一般事務、医療事務、金融事務、貿易事務、経理事務ほか |
対応業界 | IT・通信業界、インターネット・広告・メディア業界、メーカー(機械・電気)業界、メーカー(素材・化学・食品・化粧品・その他)業界、商社業界、医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス、金融業界、建設・プラント・不動産業界、コンサルティング・リサーチ業界・専門事務所・監査法人・税理士法人、人材サービス・アウトソーシング業界・コールセンター、小売業界、外食産業・飲食業界、運輸・物流業界、エネルギー(電力・ガス・石油・新エネルギー)業界、旅行・宿泊・レジャー業界、警備・清掃業界、理容・美容・エステ業界、教育業界、農林水産・鉱業、公社・官公庁・学校・研究施設、冠婚葬祭業界、その他 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公式URL | https://doda.jp/ |
※「doda」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【エン転職WOMAN】事務職として働きやすい環境への転職を目指す女性におすすめ
- 女性専門の転職支援サービス
- 利用者満足度98%の面接サポート(※)
- 担当者が直接企業を取材した詳細求人情報がわかる
エン転職WOMANは、日本最大級の転職サイトとしての実績を持つ、女性専門の転職支援サービス。
事務職として働きやすい環境への転職を目指している女性は、エン転職WOMANがおすすめです。
「女性が活躍できる」「女性に人気がある」「女性が働きやすい」転職求人情報に特化し、面接サポートの利用者満足度は98%と高水準。(※)
「託児所・育児サポートあり」「子育てママ活躍中」といった女性特有のニーズに対応した検索機能で、事務職でも育児と両立しやすい職場を探しやすいです。
また、担当者が直接企業を取材した詳細求人情報により、入社後のミスマッチを防げます。
現社員・元社員のクチコミ情報によって、「やりがい・厳しさ」「向き・不向き」まで事前に把握できるためです。
公式サイトの「女性の転職Q&A」では、「育児休暇制度」「子育てとの両立」「プライベート時間確保」など、女性特有の転職悩みに対する具体的なアドバイスも充実しています。
加えて、面接対策レポートで事前に面接内容を把握できるため、不安なく選考に臨めます。
女性として働きやすい環境で事務職への転職を目指す人は、エン転職WOMANを利用してみてはいかがですか。
対応エリア | 全国 |
---|---|
対応職種 | 一般事務、営業事務・営業アシスタント |
対応業界 | 幅広くカバー |
運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
公式URL | https://employment.en-japan.com/ |
※「エン転職WOMAN」公式サイトより(2025年7月31日時点)
【職種別】おすすめの事務職向け転職エージェント・サイト
一口に「事務職」といっても、職種によって業務内容も違ってきます。
この章では、以下の職種別におすすめの転職エージェント・サイトを紹介していきます。
働きたい職種が決まっている人も決まっていない人も、ぜひ参考にしてください。
一般事務におすすめの転職エージェント・サイト
一般事務は未経験者でも挑戦しやすく、女性の転職希望者が多い職種。
豊富な求人数と女性特化サポート、未経験者向けの丁寧なサポートを組み合わせることで、競争率の高い一般事務での転職成功率を高められます。
一般事務への転職は、「doda」「エン転職WOMAN」「ミラキャリ」の3つがおすすめです。
dodaは、業界最大級10万件以上の求人データベースから一般事務の求人を豊富に取り扱っています。(※)
3つの求人紹介サービスにより、多角的なアプローチで一般事務への転職をサポートしてくれますよ。
エン転職WOMANは、女性の転職に特化したサービスとして、ライフスタイル重視の一般事務求人を見つけられます。
ミラキャリは、20代の事務職に特化したサービス。
将来的に役立つスキルを身に付けられるので、事務職未経験者にも利用しやすいでしょう。
一般事務への転職では競争率の高さを考慮して、上記3つのサービスを併用して転職成功の可能性を高めましょう。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
doda | 業界最大級10万件以上の求人数で一般事務の選択肢が豊富。3つのサービスで多角的サポート(※) |
エン転職WOMAN | 女性特化で利用者満足度98%。ライフスタイル重視の一般事務求人に強み(※) |
ミラキャリ | 20代・事務職に特化。未経験でもスキルを身に付けられる。 |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年8月時点)
経理事務におすすめの転職エージェント・サイト
経理事務は専門性が高く、企業の財務管理に直結する重要なポジションです。
経理事務への転職は、「MS-Japan」「リクルートエージェント」「type転職エージェント」の3つがおすすめです。
MS-Japanでは、経理・人事・総務といった、事務職系ポジションの転職をサポートしており、経理事務求人も豊富に取り扱っています。(※)
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の豊富なノウハウを活かし、大手企業から中小企業まで幅広い経理事務求人を保有。(※)
非公開求人30万件の中から、簿記資格や会計ソフト経験を評価してくれる企業の紹介をしてもらえます。
type転職エージェントは、首都圏の経理事務求人に精通したアドバイザーがサポート。
約5人に4人が年収アップしている実績をもとに、経理事務での市場価値を正確に評価した転職支援を提供してくれます。(※)
約1時間半の充実したキャリアカウンセリングで、経理事務の経験を詳しくヒアリングし、求人市場での評価ポイントを具体的に教えてくれるため、経理事務でのキャリア形成についてアドバイスを受けられます。
上記3社のおすすめ理由をまとめたので参考にしてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
MS-Japan | 管理部門・士業に専門特化した転職エージェントとして、経理事務に強み(※) |
リクルートエージェント | 転職支援実績No.1で非公開求人30万件。大手から中小まで経理事務求人が豊富(※) |
type転職エージェント | 一都三県特化で首都圏経理事務に精通。約5人に4人が年収アップの実績(※) |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年8月時点)
人事・総務事務におすすめの転職エージェント・サイト
人事・総務事務は企業の人材戦略に関わる重要なポジションで、労務管理から採用支援まで幅広い業務を担う部署。
人事事務への転職では、「WARCエージェント」「リクルートダイレクトスカウト」「ワークポート」の3つがおすすめです。
WARCエージェントは、ベンチャー・上場企業の管理部門に特化している転職エージェント。
人事・総務事務求人も豊富に保有しており、人事部門でのキャリアアップを目指せるでしょう。
リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営する転職スカウトサービスとして人事・総務向けの求人も多数取り扱っています。
社会保険労務士資格や人事システム経験を重視する企業からのスカウトも期待できることでしょう。
ワークポートは、人事・総務業界に精通した「転職コンシェルジュ」が、キャリアチェンジの可能性も含めて幅広い選択肢を提案してくれます。
全国47都道府県対応により、地方企業の人事・総務事務求人についても詳細な情報を提供。
人事・総務事務への転職では専門性の高さと将来のキャリア可能性を考慮して、上記3つのサービスの活用をおすすめします。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
WARCエージェント | ベンチャー・上場企業の管理部門特化で人事・総務事務職を手厚くサポート。 |
リクルートダイレクトスカウト | 転職支援実績No.1で人材業界出身アドバイザーがサポート。非公開求人30万件から人事・総務求人を紹介(※) |
ワークポート | 人材紹介20年以上の実績。人事・総務から人材業界転職も含めた幅広いキャリア提案(※) |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年8月時点)
営業事務におすすめの転職エージェント・サイト
営業事務は営業チームのサポート業務が中心で、顧客対応・受発注管理・データ入力など多様な業務を担当。
営業事務への転職は、「doda」「エン転職WOMAN」「リクルートエージェント」の3つがおすすめです。
dodaは、さまざまな業界の営業事務求人を豊富に取り扱っており、製造業・商社・IT業界・金融業界など幅広い分野の営業事務ポジションにアクセスできます。
エン転職WOMANは、女性の転職に特化したサービスとして、営業事務で働く女性の声が反映された求人情報を提供。
利用者満足度98%の面接サポートで営業事務特有の面接対策を受けられます。(※)
リクルートエージェントは、営業部門との連携が重要な営業事務において、チームワークを重視する企業文化や営業支援システムの充実度といった詳細な職場環境情報を提供。
営業実績に応じたインセンティブ制度や、営業事務から営業職へキャリアチェンジの可能性がある企業も紹介してもらえます。
3社の特徴を表にまとめました。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
doda | 業界最大級の求人数で営業事務求人豊富。650社エージェント連携で専門サポート(※) |
エン転職WOMAN | 働く女性の声が反映された求人情報を提供。ライフスタイル重視の営業事務求人に強み(※) |
リクルートエージェント | 営業部門連携重視。営業職キャリアチェンジ可能性も提案 |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年8月時点)
貿易事務におすすめの転職エージェント・サイト
貿易事務は、輸出入手続き・通関業務・英語でのやり取りなど高度な専門知識と語学力を要求される職種。
国際的な企業とのネットワークを持ち、語学力を評価してくれる外資系企業や商社との取引実績があるサービスを選択しましょう。
貿易事務への転職は、「パソナキャリア」「JACリクルートメント」「アデコ」の3つがおすすめです。
パソナキャリアは、日本の上場企業約7割との取引実績を活かし、大手商社・外資系企業・グローバル製造業といった、貿易事務のニーズが高い企業と豊富なネットワークを持っています。
専門のコンサルタントが、TOEIC点数・貿易実務検定・通関士資格といった、貿易事務に必要なスキルを適切に評価してくれる企業を紹介してくれますよ。
JACリクルートメントは、商社・貿易会社・国際物流企業・外資系メーカーなど、さまざまな業界の貿易事務求人を保有。
多数の転職エージェントやキャリアアドバイザーとの連携により、貿易・国際業務に特化したサポートも受けられます。
アデコは、スイスに本部を置く人材支援サービス。
60を超える国に拠点がある強みを活かし、事務職のグローバル求人も扱っています。
一部在宅勤務求人やフレックス求人なども扱っているため、ワークライフバランスを重視したい人にもおすすめです。
3社のおすすめ理由をまとめたので、ぜひ活用してください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
パソナキャリア | 上場企業7割取引で大手商社・外資系強み。貿易実務スキルを適切評価(※) |
JACリクルートメント | 貿易・国際業務求人豊富な外資系に強い転職エージェント。 |
アデコ | グローバル求人に強い。柔軟な働き方ができる事務職求人を多数保有。 |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年8月時点)
事務職向け転職エージェント・サイトを利用する際のメリット
さまざまな事務職向け転職エージェント・サイトを紹介してきましたが、「登録するのはちょっと不安」「どのようなサービスなのかわからない」といった人もいるのではないでしょうか。
この章では、事務職向けサービスを利用する際の主なメリットを紹介していきます。
- 企業の内部情報・職場環境を事前に把握できる
- 転職活動の全般をサポートしてもらえる
- 第三者視点で強み・適性を発見してもらえる
- 転職活動の孤独感を軽減できる
企業の内部情報・職場環境を事前に把握できる
事務職は「ルーティンワークが中心」「残業が少ない」といったイメージで転職する人が多いです。
しかし、実際には企業によって業務内容や労働環境が大きく異なります。
そのため、事前の詳細な情報収集が転職成功の鍵といえるでしょう。
転職エージェント・サイトを利用することで、入社前に実際の職場環境を詳しく把握できます。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは企業と直接やり取りしており、次のようなリアルな情報を豊富に持っているからです。
- 職場の雰囲気
- 人間関係
- 実際の業務内容
転職エージェントから詳細な企業情報を収集して、事務職としての転職先を慎重に選んでいきましょう。
転職活動の全般をサポートしてもらえる
転職エージェント・サイトを利用することで、転職活動の全般をサポートしてもらえます。
求職者は希望条件を伝えるだけで、以下のような煩雑な作業を任せられます。
代行してもらえる作業 | 具体的な内容 |
---|---|
求人検索・選定 | 希望条件に合う事務職求人の洗い出し、適性判断 |
応募書類の添削・提出、面接対策 | 履歴書・職務経歴書添削、企業への送付、面接対策、推薦状作成 |
企業との連絡調整 | 選考結果の確認、面接日程の調整連絡 |
選考状況の管理 | 複数企業の選考進捗管理、スケジュール調整 |
年収や待遇などの条件交渉 | 基本給、諸手当、休暇制度、労働条件の交渉 |
求人紹介では、非公開求人を含めた中から「残業少なめ」「フレックス制度あり」など、ワークライフバランス重視の条件も可能です。
特に事務職の場合、以下のような時間のかかる作業を代行してもらえるメリットは大きいです。
- ●詳細条件での絞り込み検索
- 勤務時間、残業時間、福利厚生の詳細確認。
- ●企業研究・情報収集
- 職場環境、社風、成長性の事前調査。
- ●応募書類のカスタマイズ
- 企業ごとの志望動機、自己PR調整。
- ●複数応募の同時進行
- 応募タイミング調整、選考スケジュール管理。
具体例を挙げると、パソナキャリアではコンサルタントが、「使用システム」「業務範囲」「キャリアパス」といった事務職の細かな希望条件まで考慮した求人検索を代行。
各転職エージェント・サイトによってサポート範囲は異なってくるので、自分の必要なサポートを行っているかどうかは各サービスの公式サイトをチェックしてみてください。
第三者視点で強み・適性を発見してもらえる
転職エージェント・サイトを利用することで、事務職における自分の強み・適性を第三者視点で発見してもらえます。
転職のプロであるキャリアアドバイザーが客観的な立場から求職者の経験やスキルを分析し、本人が気づいていない潜在的な能力や適性を見つけ出してくれるからです。
一例として、ミラキャリでは業界に精通したのコンサルタントが、事務職で培ったスキルを以下のような視点で再評価し、新たな可能性を提示してくれます。
事務職で培ったスキル | 客観的評価・適性発見 |
---|---|
データ入力・管理業務 | データ分析力、システム構築スキル、品質管理能力 |
スケジュール調整 | プロジェクト管理能力、調整力、マルチタスク処理 |
書類作成・整理 | 文書作成力、情報整理能力、コンプライアンス意識 |
電話・来客対応 | コミュニケーション力、顧客サービス精神、問題解決力 |
また、多くの事務職経験者が自分のスキルを過小評価しがちですが、転職エージェントは以下のような隠れた強みを発見してくれます。
- ●継続力・安定性
- 長期間同じ職場で成果を出し続ける能力。
- ●正確性・責任感
- ミスを許されない業務での高い品質維持能力。
- ●協調性・サポート力
- チーム全体を支える縁の下の力持ち的役割。
- ●効率化・改善提案力
- 日常業務の中で見つけた改善点の実行力。
dodaでは、事務職経験者の転職成功事例から、どのような強みが他業界・他職種で評価されるかを具体的に教えてくれますよ。
事務職での経験に自信が持てない人こそ、転職エージェントの客観的な視点を活用して真の価値を発見してもらってください。
転職活動の孤独感を軽減できる
転職活動は一人で進めると不安や迷いが生じやすいものです。
転職エージェント・サイトを利用することで、事務職の転職活動における孤独感を軽減できます。
専任のキャリアアドバイザーが伴走者として常にサポートしてくれるため、精神的な支えを得ながら転職活動を進められるからです。
転職活動では以下のような孤独感や不安を感じることも多いですが、転職エージェントがしっかりとサポートしてくれます。
- ●定期的なコミュニケーション
- 週1回程度の進捗確認、状況共有。
- ●励ましとモチベーション維持
- 落ち込んだ時の精神的サポート。
- ●同じ境遇の成功事例紹介
- 似た経歴の転職成功者の体験談。
- ●客観的な現状把握
- 転職市場での立ち位置、改善点の明確化。
ワークポートでは、「転職コンシェルジュ」による個別指導型サポートで、いつでも気軽に相談できる体制を整えています。
さらに、エン転職WOMANでは、「育児との両立」「職場復帰への不安」といった女性特有の転職不安についても丁寧にカウンセリング。
同じ悩みを持つ女性の転職成功事例を通じて励ましてくれます。
事務職への転職活動では、一人で悩みを抱え込まず、転職エージェントを心の支えとして積極的に活用するのがおすすめです。
事務職向け転職エージェント・サイトを利用する際のデメリット
メリットがある一方で、デメリットもあります。
考えられるデメリットは、次の通りです。
- 自分のペースで転職活動を進められない
- 経験不足のアドバイザーに当たる可能性がある
- 直接応募より選考が不利になる場合がある
- 事務職求人の競争率が高い
メリット・デメリットを知って、サービスの利用を考えるようにしてください。
自分のペースで転職活動を進められない
転職エージェント・サイトを利用する場合、自分のペースで転職活動を進められない可能性もあります。
転職エージェントはビジネスモデル上、求職者の希望するタイミングよりも転職活動のペースを速めようとすることがあるからです。
転職エージェントは、できるだけ早期に転職を成功させることで企業から成功報酬を得ています。
たとえば、以下のようなペースの違いが生じることもあります。
求職者の希望ペース | エージェントの推奨ペース |
---|---|
半年以上かけて慎重に転職先を検討したい | 3ヶ月以内での転職成功を目標設定 |
現職の繁忙期が終わってから本格的に活動開始 | 登録後すぐに求人紹介・面接設定を推進 |
1社ずつ丁寧に企業研究を重ねたい | 複数社への同時応募で効率化を図る |
転職するかどうかを含めて検討中 | 積極的な転職を前提とした活動支援 |
さらに、事務職特有の状況として、以下のような個人のペースと転職エージェントのペースに齟齬が生じやすい要因はあります。
- ●繁忙期の考慮
- 月次・四半期・年次決算業務で忙しい時期の転職活動制限
- ●引き継ぎの重要性
- 事務職は業務の継続性が重要で、丁寧な引き継ぎ期間が必要。
- ●慎重な性格傾向
- 事務職経験者は慎重に検討したい傾向がある。
- ●現職の安定性
- 急いで転職する必要性を感じていない場合が多い。
事務職の転職でマイペースを重視したい人は、転職エージェントと併用して転職サイトでの自主的な求人検索も並行して行っていきましょう。
自分主導の転職活動も確保しておくことをおすすめします。
経験不足のアドバイザーに当たる可能性がある
転職エージェント業界は人材の入れ替わりが激しいです。
転職エージェント・サイトを利用する場合、経験不足のアドバイザーに当たる可能性があります。
新人のキャリアアドバイザーが、事務職の転職市場や業務内容を十分に理解しないまま担当に就くことがあるからです。
事務職の転職支援経験が浅い新人や経験不足のアドバイザーが担当になった場合、以下のような問題が発生することもあります。
経験不足による問題 | 事務職転職への影響 |
---|---|
事務職の業務内容の理解不足 | スキルや経験の評価が適切でない、見当違いの求人紹介 |
市場価値の判断ミス | 年収交渉で不利な条件の提案、キャリアダウン転職 |
企業文化の把握不足 | 職場環境のミスマッチ、入社後の早期退職リスク |
面接対策の表面的なアドバイス | 事務職特有の選考ポイントを外した準備不足 |
また、事務職の転職では以下のような専門的な知識や経験も必要ですが、経験不足のアドバイザーでは適切な支援を受けられない可能性があります。
- ●業務システムの理解
- 会計ソフト、ERPシステム等の使用経験の価値判断。
- ●資格の重要度
- 簿記、MOS、秘書検定等の事務職での評価基準。
- ●業界特性の把握
- 製造業、金融業、IT業界での事務職の違い。
- ●キャリアパスの理解
- 事務職から管理職、専門職への昇進可能性。
初回面談の際、アドバイザーの経験や専門性を確認してみてください。
不安を感じた場合は担当者変更を依頼するか、複数の転職エージェントを併用してリスクを分散するようにしましょう。
直接応募より選考が不利になる場合がある
転職エージェント・サイトを利用する場合、直接応募より選考が不利になる場合があります。
同じスキルレベルの候補者であれば採用コストの安い直接応募者を優先する企業も多いです。
転職エージェント経由での採用の場合、企業側が成功報酬を支払う必要があるため仕方がありません。
事務職の採用予算が限られている企業では、以下のような選考への影響が生じることもあります。
応募方法 | 企業の採用コスト 選考への影響 |
---|---|
直接応募(企業HP等) | 求人掲載費のみ(数万円程度) 採用コストが低いため積極的に検討される |
転職エージェント経由 | 年収の30~35%(100~150万円程度) 高額な費用のため慎重な選考、ハードルが上がる |
転職サイト掲載 | 掲載料金(月額数十万円) 中間的なコストで標準的な選考基準 |
また、事務職の採用では、以下のような理由で転職エージェント経由の応募が不利になるケースもあります。
- ●採用予算の制約
- 事務職は利益を直接生み出さないため採用費用は抑えたい。
- ●長期雇用前提
- 高い紹介手数料を払ってすぐ退職されるリスクを懸念。
- ●社内推薦重視
- 事務職は人間関係が重要で社員紹介を優先する傾向。
- ●中小企業の予算事情
- 大手企業と比べて採用費用の捻出が困難。
ただ、事務職でも管理職レベルの高年収ポジションの場合、紹介手数料が300万円を超えることもあり、企業側がより慎重な選考を行う場合もあります。
また、首都圏の事務職市場は競争が激しく、企業側も採用コストを抑えるため、直接応募者を優先評価することも。
転職エージェントと併用して企業への直接応募も積極的に行い、採用コストを理由とした選考不利を回避していきましょう。
事務職求人の競争率が高い
転職エージェント・サイトを利用する場合、事務職求人の競争率が高いこともデメリットとなります。
事務職は未経験者でも挑戦しやすく、他の職種と比べて応募者数が多いためです。
事務職の求人1件に対して数十名から数百名の応募が集中することも珍しくありません。
また、事務職の競争率が高くなる理由として、以下のような要因があります。
- ●転職しやすいイメージ
- 専門スキル不要と思われがちで気軽に応募する人が多い。
- ●女性の転職先として人気
- 育児との両立がしやすいと考える女性が集中。
- ●安定志向の転職者が集中
- リスクを避けたい転職者の第一選択肢。
- ●他業種からの転職者
- 営業職や接客業からの転職先として選ばれやすい。
事務職への転職を希望する場合は、競争率の高さを覚悟して複数の転職エージェントに登録してチャンスの確率を上げていきましょう。
また、ライバルに勝つためにも、あなただけの強みや専門性を高めて差別化を図るのもおすすめです。
事務職向け転職エージェント・サイトを選ぶ際の注意点
転職を成功させるためには、転職エージェント・サイトの選び方はとても重要です。
とはいえ、何を基準に選べばいいかわからない人もいるのではないでしょうか。
そこで、事務職向けサービスを選ぶ際の注意点について詳しく解説していきます。
- 転職エージェントと転職サイトを状況に応じて使い分ける
- 事務職求人の取り扱い実績を確認する
- 面接対策・書類添削の質を重視する
- 自分の求めるライフスタイルに合わせて選ぶ
これから事務職向け転職エージェント・サイトを選ぶ際の参考にしてください。
転職エージェントと転職サイトを状況に応じて使い分ける
事務職の転職では、転職エージェントと転職サイトを状況に応じて使い分けることが重要です。
自分の転職活動スタイルや希望条件に適したサービスを選択することで、転職成功の可能性アップへとつながります。
以下のような状況別に合ったサービスの選択をおすすめします。
転職活動の状況 | おすすめサービスの例 |
---|---|
転職活動が初めて・不安が多い | 転職エージェント ・リクルートエージェント ・パソナキャリアなど |
マイペースで転職活動したい | 転職サイト ・doda求人検索 ・エン転職WOMANなど |
在職中で時間が限られている | 転職エージェント ・type転職エージェント ・ワークポートなど |
幅広い選択肢から自分で選びたい | 転職サイト ・doda ・リクナビNEXTなど |
具体例として、事務職未経験から挑戦したい20代の人には、ハタラクティブはおすすめのサービスのひとつ。
一方、事務職経験者で年収アップを目指す人には、パソナキャリアがおすすめです。
自分の状況と希望条件を明確にした上で、転職エージェントと転職サイトの特性を理解して使い分けていきましょう。
事務職求人の取り扱い実績を確認する
事務職の転職では各転職エージェント・サイトの事務職求人取り扱い実績を確認しましょう。
実績のあるサービスを選ぶことで転職成功の可能性を高められるからです。
次のように自分の希望する事務職の「種類」「業界」「地域」「キャリアプラン」に応じて、実績のある転職エージェント・サイトを選ぶようにしましょう。
条件 | おすすめのサービス |
---|---|
首都圏の事務職 | type転職エージェント(一都三県に特化※) |
全国の事務職 | ワークポート(全国47都道府県対応※、地方求人も豊富) |
大手企業の事務職 | リクルートエージェント(大手企業との取引実績多数) |
中小企業の事務職 | doda(中小企業求人も充実) |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年8月時点)
面接対策・書類添削の質を重視する
転職エージェント・サイトを選ぶ際、面接対策・書類添削の質を重視しましょう。
事務職は応募者が多く競争率も高い職種であるため、書類選考や面接での差別化が重要なポイントです。
各転職エージェント・サイトの面接対策・書類添削の質と特徴を比較すると、以下のような違いがあります。
サービス名 | 面接対策の特徴 書類添削の特徴 |
---|---|
エン転職WOMAN | 【面接対策の特徴】 利用者満足度98%の面接サポート(※)、女性特有の質問対策 【書類添削の特徴】 女性のライフイベントを考慮した志望動機作成支援 |
type転職エージェント | 【面接対策の特徴】 約1時間半の充実したキャリアカウンセリング(※)、模擬面接実施 【書類添削の特徴】 推薦状作成、想定質問の提示による選考通過率向上 |
リクルートエージェント | 【面接対策の特徴】 面接力向上セミナー(参加者99%が満足)、企業別対策 【書類添削の特徴】 職務経歴書エディター、転職支援実績No.1のノウハウ(※) |
具体的には、事務職の面接対策において重要なポイントとして、以下のような要素があり、質の高いサポートを提供するサービスの選択が重要です。
- ●事務職特有の質問対策
- 「なぜ事務職を選ぶのか」「継続性をどうアピールするか」
- ●スキル・経験の効果的な伝え方
- PCスキル、コミュニケーション力の具体的な表現方法
- ●志望動機の差別化
- 競合の多い事務職で企業に選ばれる理由の明確化
- ●逆質問の準備
- 事務職として働く上での具体的な関心事の整理
さらに、書類添削の質についても、事務職特有のポイントを理解しているサービスの選択が重要です。
事務職の職務経歴書では、正確性・継続性・協調性といった事務職に求められる要素をアピールすることが必要。
経験豊富なアドバイザーからの添削を受けることで書類選考通過率を大幅に向上させられます。
面接対策・書類添削の具体的な内容と質を事前に確認し、自分の状況に合ったサポートがあるサービスを選ぶようにしましょう。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年8月時点)
自分の求めるライフスタイルに合わせてサービスを選ぶ
事務職の転職では、自分の求めるライフスタイルに応じて転職エージェント・サイトを選ぶのもおすすめです。
ライフスタイル重視度別で、転職エージェント・サイトの特徴をまとめてみました。
ライフスタイル重視度 | 選択理由・特徴 |
---|---|
育児・家庭最優先 | 「託児所・育児サポートあり」「子育てママ活躍中」検索機能がある |
安定性・定時退社重視 | 入社3ヶ月後の定着率が高い、ワークライフバランス重視企業紹介をしてくれる |
キャリアアップも両立 | 年収アップ率が高い、管理部門でのキャリア形成も支援してくれる |
地方移住・Uターン希望 | 全国の求人に対応している、地方でのライフスタイル実現が可能 |
主に事務職でライフスタイルを重視する場合の選択基準として、以下のポイントが挙げられます。
- ●労働時間の柔軟性
- 時短勤務制度、フレックス制度、リモートワーク対応
- ●休暇制度の充実
- 有給取得率、連続休暇可能性、特別休暇制度
- ●家庭支援制度
- 育児・介護休暇、託児所完備、家族手当
- ●通勤環境
- 職場立地、通勤時間、在宅勤務可能性
具体例として、エン転職WOMANでは、現社員・元社員のクチコミ情報から実際の働きやすさを事前に把握できます。
担当者が直接企業を取材した生の声が求人情報へ活かされているからです。
他にもtype転職エージェントでは、無料転職相談で事務職でのワークライフバランス実現について具体的なアドバイスを受けられます。
事務職として働く中で自分のライフスタイルや価値観に合ったサービスを選んでいきましょう。
事務職転職の実態調査|理由・重視条件・役立ったスキルを100人にアンケート
事務職への転職を考える際、「本当に自分に合っているのか」「スキルが通用するのか」といった不安を抱く人も少なくありません。
そこで今回は、実際に事務職へ転職した100人にアンケートを実施。
「転職理由」「役立った資格やスキル」「重視した条件」といった視点から、事務職転職の実態を探りました。
- 調査対象:事務職への転職経験がある人
- 調査日:2025年8月1日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:100人
事務職への転職理由
- 残業が少なく、家族との時間を増やせるので(30代 男性)
- 今まで接客業しかしたことがなかったのでやってみたかった。土日祝休みの仕事だったから(30代 男性)
- デスクワークをやってみたかったので。残業が少なくて黙々と言われたことをやってデスクに座っていられるので気が楽だと思ったので(20代 男性)
事務職への転職理由を聞いたところ、1位に「残業が少ない(27.0%)」、2位に「デスクワークがしたい(24.0%)」がランクイン。
ワークライフバランスや身体的な負担の軽さを重視して事務職を選ぶ傾向が強いことがうかがえます。
とくに近年では、働きやすさを重視する転職志向が高まっています。
事務職は、働きやすさを求める人のニーズにマッチしやすい職種といえるでしょう。
「パソコン作業が好き」「コツコツ作業が好き」といった回答もあり、性格的な適性や好みも転職理由に大きく影響していることがわかります。
事務職の転職で役立った資格やスキル
事務職への転職活動で「役立った」と感じたスキルの1位は「簿記の資格(36.0%)」、2位は「パソコンの基本操作スキル(29.0%)」でした。
業務内容と直結するスキルを持っていたことが、応募時や面接時の自信につながったと考えられます。
マイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明する「MOS」やタイピングスキルなども一定の支持があり、事務職では「すぐに業務に対応できそう」と思ってもらえるスキルが有利に働きやすいことがうかがえます。
事務職の転職で重視したこと
- 残業が少ないことや休日がしっかり取れること(50代以上 男性)
- 残業がない、みなし残業代があるかどうか(あると大変)が重要(20代 女性)
- 残業が少なく、有給が取りやすい職場を重視した。自分の時間をしっかり確保できる環境を探していた(30代 女性)
- 一人暮らしで貯金もできる給料(30代 女性)
- 自宅から近いか(40代 女性)
事務職への転職では、「残業時間の少なさ(33.0%)」を重視する人が最も多くなりました。
仕事後の時間をしっかり確保したいという意識が強く表れています。
次いで2位「給与(23.0%)」、3位「通勤時間・勤務地の近さ(21.0%)」が続き、収入面や通勤の負担軽減といった、働くうえでの現実的な条件が重視されています。
実際に事務職の求人には「残業月10時間以内」「土日休み」「駅チカ」など、条件面を明示した案件も多く、希望に合った職場を見つけやすい仕事と言えるでしょう。
【疑問解決】事務職向け転職エージェント・サイト利用に関するQ&A
事務職向け転職エージェント・サイトを利用する前に、わからないことや不安なことはあらかじめ解消しておくのがおすすめ。
この章では、事務職向けサービスを利用する際のよくある質問を紹介します。
Q.事務職の転職活動はどのくらいの期間がかかりますか?
A.事務職の転職活動の目安としては、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度の期間となります。
書類選考や面接での通過率が他の職種と比べて低く、複数社への応募と選考を経る必要があります。
転職活動期間は個人の状況によって大きく変わり、在職中の場合は現職の繁忙期や引き継ぎ業務の都合で期間が延びることも。
反対に離職中の場合は、転職活動に集中できるため期間を短縮できる可能性はあります。
事務職の転職活動では余裕を持って半年程度の期間を想定し、計画的に転職活動を進めていきましょう。
Q.転職エージェントとの面談はどのような服装で行けばよいですか?
A.転職エージェントとの面談は、ビジネスカジュアル以上の服装で行くことをおすすめします。
転職エージェントとの面談も転職活動の一環です。
キャリアアドバイザーが求職者の印象を把握して企業への推薦状作成や面接アドバイスに活用します。
そのため、事務職への転職を希望する場合は、特に清潔感と信頼性を重視した服装選択が重要。
たとえば、事務職の面談では以下のような服装が適切です。
スーツまたはジャケット着用が基本。ネクタイは必須ではありませんが、襟付きシャツと革靴を合わせることで事務職に求められる真面目さと責任感をアピールできます。
「スーツ」「ジャケット+スカートまたはパンツ」「きれいめなワンピース」などが適しており、アクセサリーは控えめにすると、事務職での協調性と安定性を印象づけられるでしょう。
自宅からのオンライン面談の場合でも、画面先の相手に良い印象を持ってもらえるよう演出していきましょう。
最低でも上半身はビジネスカジュアル以上の服装を心がけ、背景や照明にも気を配ったりするとなお良しです。
転職エージェントとの面談では、事務職への転職意欲を服装でも表現し、清潔感のあるビジネスカジュアル以上の服装で臨むようにしましょう。
Q.転職エージェントを利用して転職した後のアフターフォローはありますか?
A.転職エージェントは求職者の長期的な定着を重視しており、アフターフォローに力を入れています。
転職後の早期退職を防ぐことで企業との信頼関係を維持し、継続的なビジネスを確保する必要があるからです。
ただし、アフターフォローの期間や内容は転職エージェントによって異なるため、利用前に具体的なサポート内容を確認しておくことが重要です。
具体例を挙げると、パソナキャリアでは転職後も一定期間はキャリアアドバイザーとの連絡を継続。
事務職での業務適応状況や職場環境について定期的にフォローアップを行っています。
リクルートエージェントでは、転職後の早期退職を防ぐための相談窓口を設置。
事務職での業務内容や人間関係について困った場合のアドバイスを受けられます。
また、一般的なアフターフォローサービスには、下記のことが含まれており、事務職として長期的に活躍できるようサポートしてもらえます。
- 入社後1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月時点での定期連絡
- 職場での悩み相談
- キャリア形成アドバイス
- 再転職支援
事前に各転職エージェントのフォロー体制について詳しく確認するには、公式サイトの情報や初回面談時の質問を通じて行ってください。
Q.事務職の転職で地方から都市部への転職は可能ですか?
A.事務職の転職で地方から都市部への転職は十分に可能です。
事務職は全国どこでも必要とされる職種であり、特に都市部では企業数が多く事務職の求人も豊富。
適切な転職エージェントを利用することで、地方在住者でも都市部での転職を成功させられます。
たとえば、dodaでは都市部の事務職求人を豊富に取り扱っており、3つの求人紹介サービスにより、地方在住者でも都市部の企業と接点を持てます。
地方から都市部への転職においての、住居確保・引っ越し費用・生活コスト増加などの課題についても対応可能です。
多くのサービスで転勤に伴う諸手続きのアドバイスや、住宅手当のある企業の紹介できるようになっています。
地方から都市部への事務職転職を希望する場合は、都市部に強い転職エージェントを活用し、オンライン面談などのサービスをうまく活用してみてください。
女性特化サービスのメリット・デメリットを理解しておこう
事務職は女性の転職希望者が多い職種。
事務職の転職では女性特化サービスのメリット・デメリットを理解しておきましょう。
以下のようなメリット・デメリットがあるからです。
項目 | メリット デメリット |
---|---|
求人内容 | 【メリット】 「託児所・育児サポートあり」「子育てママ活躍中」など女性向け条件 【デメリット】 求人数が限定的、男女問わず募集の求人が除外される可能性 |
サポート内容 | 【メリット】 女性特有の転職悩み相談、ライフイベント考慮したアドバイス 【デメリット】 キャリアアップより安定志向のアドバイスに偏る傾向 |
企業情報 | 【メリット】 産休・育休取得実績、女性管理職比率など詳細データ 【デメリット】 成長性や昇進可能性の情報が不足する可能性あり |
年収・待遇 | 【メリット】 時短勤務制度、福利厚生の詳細情報 【デメリット】 高年収求人や管理職ポジションが少ない傾向 |
具体的には、女性特化サービスを選択した方がいい事務職転職のケースとして、以下のような状況が挙げられます。
- ●育児との両立重視
- 時短勤務制度や託児所完備の職場を優先したい。
- ●ライフイベント対応
- 結婚・出産・介護等を考慮した長期キャリア設計。
- ●女性の活躍実績重視
- 女性管理職の登用実績がある企業を希望。
- ●復職支援
- ブランク後の事務職復帰をサポートしてほしい。
一方で、事務職でキャリアアップや年収アップを重視する女性の場合、マイナビAGENTのような総合型サービスの方がおすすめです。
また、女性特化サービスのデメリットとして、求人の選択肢が限定される可能性もゼロではありません。
そのため、事務職の中でも専門性の高いポジションや、成長企業での挑戦機会を逃すリスクがある点も考慮する必要があります。
加えて、女性特化サービスでは安定性を重視したアドバイスが多くなりがち。
自分の転職目的とライフスタイルの優先順位を明確にした上で、女性特化サービスと総合型サービスを使い分けるようにしましょう。