未経験の業界に飛び込むのは勇気がいることです。
新しい環境では、仕事の内容はもちろん、業界の慣習や人間関係も変わってしまうからです。
今回は実際に未経験業界へ転職した経験がある411人にアンケートを実施し、「未経験業界への転職で不安だったこと」について聞きました。
- 調査対象：未経験業界へ転職した経験がある人
- 調査期間：2025年10月17日～31日
- 調査機関：自社調査
- 調査方法：インターネットによる任意回答
- 有効回答数：411人（女性257人／男性154人）
- 回答者の年代：20代 23.6％／30代 39.2％／40代 23.1％／50代以上 14.1％
未経験業界への転職で不安だったことは「仕事ができるか」
未経験業界へ転職した経験がある411人に「不安だったこと」を聞いたところ、1位は「仕事ができるか（43.3％）」、2位は「自分に合っているか（23.8％）」でした。
自分が新しい業界でやっていけるのかという不安を抱えていた人が多くなっています。
新しい環境で成果を出せるかや、職場や仕事にうまく適応できるかどうかが、主な不安なのですね。
1位 仕事ができるか
- 業種に関する知識がほぼない状態だったため、入社後ついていけるか不安でした（20代 女性）
- もともとは会社員で営業職でしたが、転職先は学校法人の経理でした。精度や正確さが必要とされるので、やっていけるのか不安でした（30代 男性）
- ハローワークで見つけた求人の勤務時間や休日が自分の希望する条件と一致したため、勢いで応募しました。未経験の仕事だったため、いざ採用されても本当に自分がこなせる仕事なのか不安でした（40代 女性）
1位は「仕事ができるか」でした。
未経験業種については、「入ってみないと業界の構造がわかりにくい」「入社前には仕事内容の想像がつかない」という面があります。
職種が同じでも、「業界ならではの専門用語」「使うシステム」「仕事の進め方」が違うと、最初は覚えることが多くなって大変です。
さらに未経験業界で未経験の職種に挑戦する場合には、不安が大きくなります。
業界や仕事内容より勤務時間などの条件面を重視して応募した結果、あとから不安を抱えることになった人もいました。
2位 自分に合っているか
- 業種や仕事内容も初めてのことばかりなので、自分に合っているかどうか不安でした（20代 女性）
- まったくの未経験業界へ挑戦する予定だったので、仕事内容が合っているか不安だった（30代 女性）
- 未経験のため、業務内容の具体的な部分について想像がつきにくく、自分に合うかわからない（30代 男性）
2位は「自分に合っているか」でした。
自分の適性に合っているのかという不安が大きかった人もいます。
未経験の業種だと、面接や求人票の情報だけでは想像の及ばない面があります。
そのため、本当に合っているのかなという不安をもつのは当然です。
「デザイナーになりたくて職業訓練を受けたり独学で勉強したりして、投資に時間やお金がかかっているので、適性がなかったらショックが大きい」という声も。
準備に時間と労力をかけた分、不安が大きくなってしまうケースもあるとわかります。
3位 収入を維持できるか
- 収入が下がると決まっており、生活を維持できるか不安でした。現場監督から営業への未経験転職で、年200万以上は下がる転職でした（20代 男性）
- 介護職から営業職への転職でしたので、入社前に現状より高くなるとの説明は受けていました。ただ成績に応じての歩合制だったので、収入をきちんと維持できるのかという不安は強かったです（20代 女性）
- 収入が一時的に10万以上は下がる（30代 男性）
3位は「収入を維持できるか」でした。
とくに若い世代だと、未経験業界への転職で即戦力として評価されにくいため、転職によって一時的に年収が下がるケースも多々あります。
そのため、年収が下がるのは仕方ないと受け入れて転職するケースも多くありました。
収入が下がってしまうことは理解しつつも、生活が成り立つのかという不安を抱いた人も多数。
歩合制の職種や成果主義の会社では、頑張りが収入に反映される反面、安定感が薄れてしまうというデメリットもあります。
4位 仕事を続けられるか
- 完全未経験での転職だったので、すぐ挫折しないかなどの不安がありました（20代 男性）
- スキルや経験がなく、職場環境なども変わるので、続けていけるか不安でした（20代 女性）
- やってみたいことだったが、続けられるかどうか心配だった（30代 女性）
「仕事を続けられるか」が4位でした。
未経験業界で新しい仕事をする場合には、慣れるまで時間がかかることも考えられます。
そのため「途中で挫折してしまわないか」「環境の変化に耐えられるか」という不安を抱いた人も多くなりました。
憧れの仕事であっても、イメージと現実が違ったり、想像以上にきつい仕事だったりするかもしれません。
5位 人間関係がいいか
- 人間関係をうまく構築し、積極的に人とやり取りができるかどうか（20代 男性）
- わからないことばかりなので、社内の人間関係が悪くならないか（40代 女性）
- 畑違いの職場での人間関係に不安がありました（50代以上 男性）
「人間関係がいいか」が5位です。
新しい職場での人間関係の不安は、業界をまたぐかどうかに関わらず、転職する人が抱えやすい不安のひとつ。
ただ未経験業界に転職する場合の不安としては、「周囲に仕事の進め方などを教えてもらう場面が多くなるため、とくに心配」「畑違いの職場で、同僚の気質が今までと違いそう」などがありました。
中途採用であることから、年下の上司や先輩への関係を懸念している人も。
「平均年齢が高い業界から若い業界へ」「男性が多い業界から女性が多い業界へ」など、構成が違う業界に転職する場合には、不安が大きくなりやすいと予想できます。
6位 知識がない
- 自分の関心のみで新しい業界に入ったため、知識がまったくないことは不安でした。今となっては慣れたものの、業界特有の「暗黙の了解」などもわからず、大変苦労しました（20代 男性）
- イチから調べないといけないため、全般的に不安だった（40代 女性）
- 商材の内容がまったくわからなかったこと（50代以上 男性）
6位は「知識がない」となっています。
未知の分野に飛び込むわけですから、知識の少なさは当然不安要素になります。
例えば新しい業界特有の「専門用語」「暗黙の了解を含む商慣習」「業界構造」などですね。
「何がわからないのかわからない」「何から調べたらいいのかわからない」という声も。
勉強しようにも、手の付け方すらわからないという点に不安をもった人もいるとわかります。
7位 スキルが通用するか
- 未経験の分野に挑戦するため、自分の知識やスキルが通用するか不安に感じました（20代 女性）
- 業務内容が想像できず、自身の経験が活かせるのかがわからなかったこと（30代 男性）
- 今まで培った専門スキルが、新たな環境で活かせるのか不安だった（40代 男性）
「スキルが通用するか」が7位です。
違う業界で培ってきたスキルが、未経験業界で活かせるのかどうかに不安を抱いた人もいます。
業界や職種を問わず活かしやすいスキル（ポータブルスキル）もありますが、働き方が想像できない状態だと、本当に活かせるかどうか判断しにくくなります。
培ってきたスキルに自信がある人であっても、転職先の業界や職種によっては抱く可能性のある不安です。
未経験業界への転職活動で苦労したことは「必要な知識を得る」
未経験業界への転職活動で苦労したことの1位は「必要な知識を得る（38.7％）」です。
2位「自己PRを考える（30.4％）」と答えた人も30割以上いて、多くなりました。
実務経験が少ないなかで、どう自分をアピールするかに苦労した人が多くなっています。
未経験業界への転職活動で自分をアピールするためには、まず転職先となる業界や会社の知識を得たうえで、自分の経験・スキルを照らし合わせてアピールする必要があるからです。
1位 必要な知識を得る
- 業界知識の習得です。「上流」「下流」といった言葉の意味すら知らなかったので、かなり苦労しました（20代 男性）
- 面接の際に質問される、「希望業界では常識とされる事項」に対する自分の知識が、追いついているかどうか（40代 男性）
- 業界知識の習得が大変でした。求人票の内容すら理解できないことがあって、ネットや書籍で基礎から勉強しました（50代以上 女性）
1位は「必要な知識を得る」でした。
未経験業界に転職する場合には、「専門用語」「業界構造」「仕事の前提となる知識」を得ておく必要があります。
もちろん働き始めてから身についていく部分も大きいのですが、求人票の内容や面接での質問内容を理解するためにも、「基本」とされる知識は転職活動の段階で得ておくとスムーズです。
面接では業界の基本を問われることもありますし、業界内の専門用語で質問されることもあるからですね。
ただ未経験者には「自分の知識が十分なのか」「業界にいる人が当たり前に知っていることとは、何なのか」がわかりにくく、苦労します。
2位 自己PRを考える
- 業界知識が乏しいなかでも採用されるため、ポテンシャルをどのように面接でアピールするのかで苦労した（20代 男性）
- 「今までのキャリアをどう新しい仕事に生かせるか」というアピールを考えるのが大変でした（30代 女性）
- 知識ほぼゼロの状態だったので、自分が応募した仕事に向いていることをアピールするための材料が不足したこと（40代 女性）
2位は「自己PRを考える」でした。
未経験者の場合には実務経験がほぼないため、企業に対して「自分を採用する価値」を示すのが難しくなります。
別の業界で培ってきた自分の経験やスキルを、どのように新しい業界に結びつけるかを考える必要があるからです。
経験やスキルを未経験業界と結びつけるためには、経験したこともなくてよくわからない業界の知識を得て、どのような人材が望まれているのか把握する必要もあります。
3位 志望動機を考える
- 異業種から転職する理由を説明するのに苦労しました。「自身の気持ち」や「家庭の状況」など、きっかけが複雑に重なった結果の選択でしたので、端的に説明するのが難しく苦労しました（30代 女性）
- 会社側に納得してもらえる志望動機を作成すること（40代 女性）
- 未経験の業界だったので、応募書類や面接で「なぜこの仕事を選んだのか」をうまく説明するのが大変でした（50代以上 男性）
3位は「志望動機を考える」でした。
異業種に転職する場合には、志望動機を聞かれることも少なくありません。
企業側からすれば、なぜわざわざ業界を変えるのかが気になるからです。
実際の転職にあたっては「興味関心の変化」「家庭の事情」「働き方の見直し」「前職への不満」など、さまざまな要因が絡み合っているものです。
そのため採用担当者に、一貫性があり、かつ志望度の高さもアピールできる理由として伝えるのは簡単ではありません。
4位 資格を取得する
- 限られた時間で、資格を取得することです（20代 女性）
- 介護業界だったので、まず初任者研修を取得すること。スクーリングの費用やスケジュール調整の面で苦労した（40代 女性）
- 登録販売者の資格の勉強です。どのような人材が必要とされているか調べ、面接で「登録販売者の資格の勉強をしています」と伝えました。採用につながったと思います（40代 女性）
「資格を取得する」が4位でした。
未経験業界への転職にあたって、有利に転職活動を進め、採用後にすぐ活躍できるようにするため、資格を取得する人も少なくありません。
ただ資格を取得するには、「時間や費用の捻出」「学習意欲の維持」といった難しさがあります。
とくに前職で働きながら勉強する人や育児中の人だと、仕事や家庭との両立が難しくなります。
資格を取得できれば自信になり、転職活動がスムーズになる可能性もありますが、負担でもあるとわかりました。
5位 書類選考で落ちる
- 未経験歓迎のところでないと、書類選考すら通らなかったこと（20代 男性）
- そもそも未経験なため、経歴だけで落とされ、書類選考がなかなか通らなかった（30代 男性）
- 未経験というだけで、面接にたどり着けなかった（40代 女性）
「書類選考で落ちる」が5位です。
未経験業界への転職活動において、「未経験者だというだけで書類選考で落ちてしまい、面接にたどり着けない」と感じた人も多くなっています。
新卒者以外の採用では、実務経験や即戦力になれる人材が優先されやすいなかで、未経験者が不利になっているのですね。
また職務経歴書では過去の実績を書くため、異業種の経験ではスキルや経験の優位性が伝わりにくいこともあります。
対策としては、「未経験業界への転職支援実績が多い転職エージェントに添削をお願いする」などが考えられます。
未経験業界の転職先で重視したことは「無理なく続けられる」
「未経験業界の転職先で重視したこと」を聞いたところ、1位は「無理なく続けられる（19.0％）」でした。
2位「キャリアアップにつながる（17.8％）」、3位「収入が高い（15.8％）」、4位「ワークライフバランスを改善できる（13.9％）」」が続きます。
「無理なく続けられる」「ワークライフバランス」など、自分らしい働き方を優先する姿勢が見られます。
「前職で残業が多かった」「前職は本当にやりたい仕事ではなかった」といった転職理由の裏返しだとも考えられます。
1位 無理なく続けられる
- 無理なく働けることです。もちろんスキルアップにも重きを置いていましたが、長く続けたいという思いがありましたので、無理なく働けることを最優先に考えました（30代 女性）
- 長く働ければいいなと思って、技術が身につく仕事を選びました（40代 女性）
- 年齢を重ねても長く働ける環境であることを重視しました。体力的に無理のない勤務形態や、周囲と協力しながら落ち着いて働ける職場を選びました（50代以上 男性）
1位は「無理なく続けられる」でした。
心身のストレスが少ない環境で長く働きたいと考えて、未経験の業界へ転職した人も多いのですね。
「高齢になっても働きたい」という声も多く、体力的な負担の少ない業界や職種を選んだ人も。
長期で働くことによって、キャリアに継続性が生まれ、キャリアアップもしやすくなります。
無理をしないというと消極的で働く意欲が薄いように感じられることもありますが、「長期的なキャリアを築くために重要な視点」と考える人も多いとわかりました。
2位 キャリアアップにつながる
- 自分の夢を叶えられるか。夢を叶えるためにプラスになる経験を積めるか（20代 女性）
- これまで培ってきたスキルを活かせるか、そして更なるスキルアップを見込めるか。「無理なく」でもあともう一歩の努力をして、報われる環境があるかどうか（30代 女性）
- 女性でも管理職を目指せるのか（50代以上 女性）
2位は「キャリアアップにつながる」でした。
未経験業界での目標が明確になっている人にとって、転職することで目標に近づけるかどうかは転職先を選ぶうえでの大きなポイントです。
スキルの習得や昇進のチャンスがある環境は、働く意欲を高めると同時に、自信や達成感を得られるメリットもあります。
3位 収入が高い
- 収入や福利厚生を重視しました。前職の収入と福利厚生に不満があったので、前職を上回る収入や、充実した福利厚生に注目して転職先を探しました（20代 男性）
- 前職と比べて収入が大きく下がらないこと（30代 女性）
- 安定した給与に加えて、経験を積むことで将来的な収入アップが見込める環境を重視しました（40代 男性）
3位は「収入が高い」でした。
未経験業界への転職では収入が下がりやすいため、生活を維持できるレベルの収入を確保できるかどうかに注目した人も多くなりました。
また業界によって平均年収には差がありますので、前職の収入に不満があり、収入アップを目指して未経験業界に転職した人も。
上記の場合には、収入が高いことが仕事選びにおける大きな判断ポイントになります。
一時的に収入が下がったとしても、収入が上がっていくと見込めることを挙げた人もいます。
4位 ワークライフバランスを改善できる
- 転職前は残業が多くプライベートの時間がほぼないような環境だったため、転職後は残業少なめでプライベートの時間を確保できることを重視した（20代 女性）
- とにかくワークライフバランス。前職では12時間労働が当たり前だったので（30代 男性）
- 子育て中なので、時間と休日が条件に合うことが最優先でした（40代 女性）
「ワークライフバランスを改善できる」が4位でした。
「前職で長時間労働や過度な負担を経験した人」「子育てや介護をしている人」からの回答が寄せられました。
例えば、不規則な勤務」や長時間労働が業界全体の課題になっているような業界で働いていた人は、理想のワークライフバランスを求めて異業種転職に挑むこともあります。
プライベートを確保できる職場なら、心身のリフレッシュや家族との時間をもてるなど、生活全体の満足度が向上します。
5位 人間関係がいい
- 仕事説明会で対応してくださった人たちの印象がよく、「仕事内容は入って何とか覚えられるだろう」と感じた（30代 女性）
- 前職で人間関係に悩んだ経験から、転職活動ではお互いを尊重し合えるコミュニケーションや、安心して働ける職場環境であることを重視しました（30代 女性）
- 業務でつまづいたときに相談できる上司や同僚がいるか（50代以上 女性）
「人間関係がいい」が5位です。
業界経験の有無に関わらず、転職にあたって人間関係を重視する人は一定数います。
とくに未経験者の場合には、困ったときに質問できる人間関係が構築しやすいかどうかが重要だと考えられていました。
また過去に人間関係のトラブルを経験した人にとっても、人間関係は重要な判断ポイントとなります。
入社前に人間関係がいい職場かどうかを判断するのは難しいものの、「説明会や面接の雰囲気」「職場見学」などで雰囲気を知ろうとした人もいました。
6位 やりたい仕事ができる
- 自分が進んでスキルアップしたいと思えるような、興味のある業界か（20代 女性）
- 少しでも「自分が関心をもっていること」ができそうなところを目指しました。前職で仕事の意味を完全に見失った末の転職活動だったので、「仕事の意味を見出せること」に最大の力点を置きました（30代 女性）
- 達成感を感じる仕事に就くこと。お客様に負担をかけず、心から喜ばれる仕事に就くこと（50代以上 男性）
6位は「やりたい仕事ができる」となっています。
前職で仕事にやりがいを見出せなくなった結果、やりたい仕事ができることを重視して未経験業界への転職を決意した人もいました。
未経験業界への転職には「収入が減る」「覚えることが多い」などのリスクや困難があります。
ただ「好きな分野で挑戦したい」「納得感のある仕事がしたい」という気持ちは、困難を乗り越えるモチベーションになり得ます。
また興味関心のある仕事に就くことで、自ら勉強に励むので、スキル習得のスピードも上がりやすいと期待できますね。
7位 教育体制がある
- 未経験の分野だからこそ、成長できる環境が整っているかを重視しました。とくに研修制度や先輩からのサポート体制がしっかりしている職場を選びたいと考えました（20代 女性）
- 業界未経験での転職は就職後に「うまくできるかわからない」という苦戦が待っていると予想されます。求人を見る段階で「未経験歓迎」「研修あり」など、未経験でも成長できる環境があるか確認することを心がけて、転職活動を行いました（30代 男性）
- 研修制度が整っていて、未経験者にも丁寧に教えてくれる職場かどうかを面接時に確認しました（50代以上 女性）
「教育体制がある」が7位です。
とくに若い業界未経験者にとっては、学びながら安心して成長できる職場が必要。
初めての業務でも基礎から理解を深められれば、自信をもって仕事に取り組めるからです。
そのため、研修制度や上司・先輩によるサポート体制を重視した人も多くなりました。
8位 職場に通いやすい
- 駅から近いかどうか（20代 女性）
- 通勤に便利か、家族の迎えに間に合うかを重視しました（30代 女性）
- 最も重視したのは、通勤時間が片道1時間程度の就業先であること（40代 女性）
「職場に通いやすい」が8位でした。
オフィスや現場に出勤する仕事の場合には、通勤時間が短かったり通勤のストレスが少なかったりすると、日々の負担がぐっと減ります。
また介護中や子育て中の人にとっては、時間に余裕をもち、生活リズムを安定させることにもつながります。
ワークライフバランスを考える一環として、職場に通いやすいことに注目した人も多くなりました。
まとめ
「キャリアアップを目指したい」「ワークライフバランスを改善したい」などの理由で、未経験業界を目指す人は多くいます
しかし未経験業界への転職では、実務経験がないことから書類選考の通過率が悪く、面接で語る内容をしっかり練り上げていく必要があるなどの苦労もあります。
また「仕事についていけるか」「やりたい仕事ではあるけど、自分に向いているのか」といった不安がつきものです。
未経験ゆえに、やってみないとわからないことが多いからですね。
転職後の不安については、「教育体制がしっかりしている会社を選ぶ」「社風や福利厚生を調べる」といった工夫で乗り越えられます。
一方転職活動の困難については、未経験業界への転職サポート実績の多い転職エージェントなどで相談してみるのがおすすめです。